伊藤輝将特任助教、三沢和彦教授らの論文が、米国光学会が選ぶ注目論文に選出されました
2017年6月23日
工学府の伊藤輝将特任助教※、同大学院工学研究院の三沢和彦教授らの論文が、米国光学会(The Optical Society of America: OSA)が選ぶ注目論文Spotlight on Opticsに選出されました。
Spotlight on Opticsでは、米国光学会の学術論文誌(Optics Express, Optics Letters, Journal of the Optical Society of Americaなど)の中から月に数件の重要論文が選出され、その概要が紹介されています。
今回取り上げられたのはJournal of the Optical Society of America B(米国光学会論文誌B)に2017年4月25日に掲載された論文です。記事では、染色不要の生体観察用レーザ顕微鏡の性能を向上させる新技術が開発されたこと、将来的には生きたまま代謝物や薬剤などの小さな分子を撮像できる可能性があることが紹介されています。
Spotlight on Opticsの紹介ページはこちら(別ウィンドウで開きます)からご覧いただけます。
論文はこちらからもご覧いただけます。(別ウィンドウで開きます)
"Single-beam phase-modulated stimulated Raman scattering microscopy with spectrally focused detection"(スペクトル集光検出を用いた単一ビーム位相変調?誘導ラマン散乱顕微鏡)Journal of the Optical Society of America B, Vol.34, 1004-1015 (2017).
〔2017年4月25日リリース〕染色不要小さな分子の濃度分布を撮影できる顕微鏡を開発~レーザ1台で動作するコヒーレントラマン顕微鏡の撮影速度を200倍以上高速化~
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なお、この成果はAMED先端計測分析技術?機器開発プログラム(参画機関:中国竞彩网、東京医科歯科大学、ワイヤード株式会社)の支援のもとで行われたものです。
※ 現所属:中国竞彩网 大学教育センター