2024-01-26 地域生態システム学実習Ⅱ(森林Bルート)「里山管理フィールドワーク実習」②
先週に続き、農学部地域生態システム学科1年生の授業「地域生態システム学実習Ⅱ(森林Bルート)」での里山管理フィールドワーク実習の様子を紹介するワン!
都立野山北?六道山公園で大学院生の学生さんが自然環境に関する野外解説をしてくれたワン。
写真2枚目は、「谷津田」。
谷津田は、里山の谷戸(丘陵地にできる谷)で作られる田んぼだワン。
ここでは、田んぼの土水路が育む水生生物について教えてもらったワン。
写真3枚目はヒノキ林。
ここでは、森林の香り成分とリラクゼーションについて学んだワン。
ヒノキのいい香りがして、ハッケンコウケンもリフレッシュできたワン。
写真4枚目は、下草刈りや落ち葉かきなどの里山管理が、林床の植物の多様性に与える効果について教えてもらっているところ。
春花植物のカタクリが生息していることや、貧栄養な土壌にキンランなどの菌根菌と共生する植物が生息することなど、色々なことを知って、里山管理の大切さがよくわかったワン!
写真5枚目で、学生さんたちの後ろにある常緑広葉樹はみんなヒサカキという木。
ヒサカキは、里山の遷移が進むと侵入するんだワン。
写真6枚目の右奥には湿地帯が見えるワン。
ここでは、トウキョウサンショウウオの保全を中心に里山の生態系管理について学んだワン。
それから、里山の多様な環境に育まれる生物多様性と外来生物の問題や、日本の森林に生息する大型哺乳動物についても詳しく教えてもらったワン。
近年みられるクマ、シカ、イノシシなどと人間との軋轢は、里山に人が行って管理をしなくなり、奥山と人里との緩衝帯がなくなってきたことも原因の一つなんだワン。
人と動物が気持ちよく暮らせるためにも、里山が重要な役割を果たしていることが分かったワン。
それから、マツ枯れが起きる原因を教えてもらったり、コナラなどを伐採して切り株からの萌芽枝で更新させ、薪炭やシイタケ原木に適した小径木を生産する「萌芽更新」について、試験地を見学しながら学んだりしたワン。
実際の里山を見ながら、たくさんのことを知れて、とっても充実した1日だったワン。
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- 農学部地域生態システム学科
- 農学部地域生態システム学科 戸田浩人教授 研究者情報
- 農学部地域生態システム学科 戸田浩人教授 研究室ウェブサイト
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